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【英語】to不定詞の歴史・豆知識

『英語リーディング教本』

現在学習中のリー教こと『英語リーディング教本』(薬袋善郎)の§43で「不定詞の4つの可能性」が出てきましたが、そもそも不定詞ってなんだっけ、どういうものだっけ的な疑問が湧いてしまって、不定詞の用法ではなく歴史や豆知識的な情報を調べたのでメモ。

「名詞用法、形容詞用法、副詞用法の3つがあって〜」という説明をしている文法書・解説書が多い中、青ロイヤルはちょっと詳しい歴史や起源的な説明になってました。でも、なんだかわかるような、わからないような…。

不定詞はもともとは動詞を名詞に用いたものだったので、古くは名詞と同じように格による語尾の違いがあり、その1つは方向を示す前置詞のtoの後に用いられていた。それがしだいに語尾の形が同じになってしまったため、toの有無だけの違いになり、用法がいろいろと混同されながら今日にいたったものである。不定詞という名は、主語の人称や数の限定を受けないという意味に由来する。
to+動詞の原形の形。このtoは本来の「方向」の意味をほとんど失って、不定詞であることを示す記号となっている。

『徹底例解ロイヤル英文法』(綿貫陽) 第12章 第1節 §213

というわけで、ネットで調べてみたら、以下の解説がわかりやすかったです。

不定詞(infinitive)とは、時制・人称などに影響を受けず、名詞・形容詞・副詞の働きをする準動詞

英語の動詞には定形動詞(finite verb)と非定形動詞(infinite verb)の2種類があります。定形動詞とは、我々が一般的にイメージする動詞のことで He plays/played tennis. のような時制や人称によってある形が定まるものを言います。一方、非定形動詞とは、 He wants to play tennis. の to play のように、人称や時制に影響を受けずそのようなものによって形が決定されないものを言います。
さて、英語には非定形動詞が「不定詞」「動名詞」「分詞」と3種類存在します。学校文法ではこれらを「準動詞」と呼んでいます。「準動詞」は、意味上の主語を持ったり、完了形、受動形を持っているといった点で、共通した性質がありますので、相互に関連させながら学習していくと理解が早まります。

不定詞 - RAVCO

また、さらにこのサイトでは不定詞の古い歴史(古英語・中英語の頃の話)が以下のページに書かれていて、これも興味深かったです。

不定詞とは何か?(英語史)[興味のある人だけ] - RAVCO

今回の説明の中では、動詞には「時制や人称によって形が定まる動詞=定形動詞=述語動詞」と「人称や時制に影響を受けずそれによって形が定まらない動詞=非定形動詞=準動詞」の2種類があって、その準動詞は「不定詞動名詞、分詞の3種類」があるという部分が特に飲み込みやすかったです。

これらをまとめるとto不定詞は、動名詞&現在分詞によく似ているけど、細かいニュアンスで使い分けていく感じかなと読み取りました(合ってるかわかりませんが)。また何か新しい知識を入手したらメモります。

ロイヤル英文法―徹底例解

ロイヤル英文法―徹底例解