【英語】なぜ5文型の記号SVOCはSOCが働きでVだけ品詞なのか?
英語の初歩的な疑問についてのメモです。
英文を解釈するには、単語の「意味」の他に「働き」や「品詞」が重要で、これらは密接に関連しあっている、というようなことが英語の参考書に書かれていました。
そして、日本の英語学習の定番である5文型の話につながっていくのですが、S,V,O,Cという省略記号(略語)を見ていて、ふと以下のような疑問が浮かびました。
Sは主語(Subject)、Oは目的語(Object)、Cは補語(Complement)と、働きを表す「○○語」という用語を用いているのに、Vだけ動詞(Verb)という品詞を表す用語なのはなぜか? なぜ述語(Predicate)のPじゃないのか?
働きと品詞の分類を簡単に列挙すると以下のようになります、確かにVだけ浮いていて変な感じですね。
働き: 主語(S)、目的語(O)、補語(C)、修飾語(M)、ほか
品詞: 名詞、動詞(V)、形容詞、副詞、ほか
これについてググッて調べていたら、同じ疑問を持った人がYahoo!知恵袋で質問していました。
で、上の複数人の回答をざっくりとまとめると、
- 単なる動詞ではなく、本来は述語動詞(Predicate Verb)を表している
- 英語の述語は必ず(述語)動詞になるため、述語のことを(述語)動詞と言い切っても問題は少なそう
- 逆に述語と言うと、日本語の述語と混同してしまう危険性がありそう
- このあたりは中学生に日本語との違いをわかりやすく教えるためでもありそう
- 述語と言ったほうが適切な場合は述語と説明している
- 例えばSVOCの文型でのOとCの関係を「主語と述語の関係」と言う場合の「述語」は、日本語の述語の意味で使われている(Cが動詞だけでなく形容詞や名詞であってもよい)
後半の方は自分の英語知識が浅いせいでちょっとよくわかってませんが、今読んでいる英語の参考書でも「述語動詞と準動詞の区別はものすごく重要」と力説しているので、今の段階から「5文型に出てくるVは述語動詞」と覚えておいたほうが良さそうだなぁと思ったのでメモメモ。
もっとわかりやすい説明があるとよかったんだけど、自分の現在の英語力と検索力ではこれが限界でした。あと「そもそも日本の英語教育の5文型には欠点が多い」みたいな主張も結構見かけたので、Vがどうこう以前の問題もあるのかもしれませんね。
ちなみに今読んでいる英語の本はこれ。英文を読むための解説書としてはド定番らしいです。この本を参考に英語学習の過程でこれから学んだこともメモっていきたい所存です。
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